九州東西軸強化へ３県が要望

宮崎、熊本大分の知事−国交省などに

　河野知事は７日、熊本、大分知事と連名で、経済や防災など九州の東西軸の強化につながる九州中央自動車と中九州横断道路の早期全線開通を求める要望書を、国土交通省と財務省、自民党本部に提出した。

　要望書によると、九州中央自動車道「平底−蔵田」間の計画段階評価の早期着手、同「山都中島西−山都通潤橋」間の一日も早い開通、中九州横断道路「熊本北−下硯川」間の早期事業化のほか、両道への予算の重点配分などを求めた。

　河野知事は同日、台風対策のため県庁からオンラインで参加。このうち国土交通省では対応した和田伸貴事務次官に対し、「防災や経済の動きから東西軸の後押しをお願いしたい。今後も地方の声をしっかり届け、必要な財源の確保に努めていきたい」などと訴えた。

　要望書提出後、知事は「３県連携で九州中央自動車道と中九州横断道路の必要性を訴え、東西軸の重要性を防災、経済の観点からアピールした。次官も受け止めていただき、地方からも引き続き声を上げていただきたいとの話が出た」などと話していた。