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津波よ引いて−7羽のシラサギが舞う
◆6年ぶり日枝神社に奉納−延岡市伊形 延岡市伊形地区で400年以上前から続く伝統芸能「伊形花笠(がさ)踊り」が15日、踊りの発祥の地とされる石田町の日枝神社で奉納された。天候の影響で室内での奉納が続いていたため、同神社では6年ぶり。住民らが見守る中、自然の中で厳かに舞った。 踊りは、伊形地区に津波が押し寄せ、7日7晩にわたって水が引かなかった際、困り果てた住民が小高い丘にあった山王神社(現在の日枝神社)に登って祈ると、どこからともなく現れた7羽のシラサギによって波が引いたことが由来とされる。 県と市の無形民俗文化財に登録されており、毎年8月15日、海の神様を招いて祈る龍神祭後、踊りを奉納している。 日枝神社には、地域の人たちによって特設ステージが設けられ、白装束に花笠をかぶってシラサギに扮(ふん)した同踊り保存会(重黒木實行会長)の会員7人が、神社を背に全3番を奉納。扇子や御幣を手に、波を表したり、神様に祈ったりする所作を地域住民らが見守り、日が落ちかけた夕暮れの会場で舞う幻想的な風景を楽しんだ。 ◇伊形小6年生15人が練習の成果を披露 伊形中央公民館では、夏休み期間中に練習を重ねてきた伊形小学校(甲斐憲一校長)の6年生が練習の成果を披露。白装束に新調した淡いブルーのはかま姿で、継承された伝統芸能を懸命に舞う姿に観客からは大きな拍手やねぎらいの言葉が掛けられた。 同校では毎年、希望する6年生が夏休みに練習を積み、披露している。今年は15人が挑戦。後藤壮舞さん(11)は「地域の伝統の踊りをやってみたいと思った。難しい部分もあったが、踊り終えたらスッキリした。今後も少し関わってみたい」、廣瀬愛来さん(11)は「自分が知らなかった踊りを知れて良かった。緊張したが失敗せずに踊れて良かった」と満足そうだった。 ◇今年は女子児童の割合が増える もともと男性しか踊ることが許されなかった伊形花笠踊りだが、児童数の減少などで2年前からは女子児童もステージに立つようになった。 今年は15人中10人が女子児童で、日枝神社での奉納を前に、同公民館で行われた龍神祭で舞を披露した7人は全員が女子。日枝神社での奉納でも女子中学生1人が舞い手を務め、観客からは驚きの声とともに喜びの声も寄せられた。 2年前に女性も舞台に立たせる決断をした重黒木会長は、「男の子でも女の子でも一度踊ることで、今後に何か残ってくれれば。大人になって、また子どもができたとき、後世につながればいい」と期待していた。
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津波よ引いて−7羽のシラサギが舞う
◆6年ぶり日枝神社に奉納−延岡市伊形
延岡市伊形地区で400年以上前から続く伝統芸能「伊形花笠(がさ)踊り」が15日、踊りの発祥の地とされる石田町の日枝神社で奉納された。天候の影響で室内での奉納が続いていたため、同神社では6年ぶり。住民らが見守る中、自然の中で厳かに舞った。
踊りは、伊形地区に津波が押し寄せ、7日7晩にわたって水が引かなかった際、困り果てた住民が小高い丘にあった山王神社(現在の日枝神社)に登って祈ると、どこからともなく現れた7羽のシラサギによって波が引いたことが由来とされる。
県と市の無形民俗文化財に登録されており、毎年8月15日、海の神様を招いて祈る龍神祭後、踊りを奉納している。
日枝神社には、地域の人たちによって特設ステージが設けられ、白装束に花笠をかぶってシラサギに扮(ふん)した同踊り保存会(重黒木實行会長)の会員7人が、神社を背に全3番を奉納。扇子や御幣を手に、波を表したり、神様に祈ったりする所作を地域住民らが見守り、日が落ちかけた夕暮れの会場で舞う幻想的な風景を楽しんだ。
◇伊形小6年生15人が練習の成果を披露
伊形中央公民館では、夏休み期間中に練習を重ねてきた伊形小学校(甲斐憲一校長)の6年生が練習の成果を披露。白装束に新調した淡いブルーのはかま姿で、継承された伝統芸能を懸命に舞う姿に観客からは大きな拍手やねぎらいの言葉が掛けられた。
同校では毎年、希望する6年生が夏休みに練習を積み、披露している。今年は15人が挑戦。後藤壮舞さん(11)は「地域の伝統の踊りをやってみたいと思った。難しい部分もあったが、踊り終えたらスッキリした。今後も少し関わってみたい」、廣瀬愛来さん(11)は「自分が知らなかった踊りを知れて良かった。緊張したが失敗せずに踊れて良かった」と満足そうだった。
◇今年は女子児童の割合が増える
もともと男性しか踊ることが許されなかった伊形花笠踊りだが、児童数の減少などで2年前からは女子児童もステージに立つようになった。
今年は15人中10人が女子児童で、日枝神社での奉納を前に、同公民館で行われた龍神祭で舞を披露した7人は全員が女子。日枝神社での奉納でも女子中学生1人が舞い手を務め、観客からは驚きの声とともに喜びの声も寄せられた。
2年前に女性も舞台に立たせる決断をした重黒木会長は、「男の子でも女の子でも一度踊ることで、今後に何か残ってくれれば。大人になって、また子どもができたとき、後世につながればいい」と期待していた。