本紙掲載日:2023-08-16
(2面)

安心して暮らせる地域に

4年ぶりに開催された延岡市社会福祉大会
表彰を受ける福祉啓発作文の入賞者

4年ぶり、延岡市社会福祉大会

 延岡市と延岡市社会福祉協議会(柳田泰宏会長)は10日、延岡総合文化センターで第45回延岡市社会福祉大会を開いた。4年ぶりの開催で約300人が参加、長年にわたって社会福祉の発展に功績があった個人や団体を表彰するとともに、今後の地域福祉について考えた。

 柳田会長はあいさつで、地域福祉活動に尽力した人たちに感謝の言葉を述べた上で、災害は増えているとして「日頃からの付き合いも大事。見守って、災害時は助け合わないといけない」と協力を呼び掛けた。山本一丸副市長は「今後も誰もが安心して健やかに暮らせる地域社会づくりの実現に向けて、さまざまな活動を展開しながら、地域福祉の推進に一層取り組んでいく」と読谷山洋司市長の式辞を代読した。

 表彰、感謝状は市長表彰15人、社会福祉協議会会長表彰82人と3団体、県共同募金会延岡市共同募金委員会会長感謝状を46団体が受賞し、各部門の代表者が表彰状を受け取った。

 受賞者を代表し、社会福祉民間奉仕者として市長表彰を受けた渡部史子さんが「人と人との支え合いや助け合いは、これからの地域社会やまちづくりには欠かせないもの。受賞を励みにさらに社会福祉の向上に励みたい」と謝辞を述べた。

 昨年度募集した福祉啓発作文の表彰式も行われ、小学校、中学校各部門の受賞者計6人を表彰。小学校の部で最優秀賞を受賞した田口柚妃さん(現・北方学園中1年)、中学校の部最優秀賞の田村藍さん(現・岡富中3年)が作文を朗読した。

 この日は記念講演も行われ、FC延岡AGATAのゼネラルマネジャーの桑原一太さん(38)が「まちづくりからはじまる夢づくり」をテーマに、延岡からJリーグ入りを目指し、活動している思いなどを語った。

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