本紙掲載日:2023-08-16
(8面)

4年ぶり、五ケ瀬祭り

夏のイベント−帰省客らでにぎわう

 五ケ瀬町の夏の一大イベント「五ケ瀬祭り」が12日、同町三ケ所の赤谷中央広場であり、地元の人たちやお盆休みで帰省中の家族連れらでにぎわった。主催は同祭り実行委員会(後藤恵委員長)。

 地域活性化や若者の郷土愛醸成などを目的に、同町商工会青年部と青年団連絡協議会が企画。2019年に初開催したが、その後は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされ、4年ぶりに開かれた。

 心地よい風が吹き抜ける夕暮れ時、五ケ瀬中央保育所の園児によるかわいらしいダンスと餅まきで幕開け。町内外のゲスト出演者が、舞踊、バンド演奏、大道芸、太鼓など多彩なステージパフォーマンスを披露した。

 会場には地鶏の炭火焼き、焼きそば、ビールといった飲食物に加え、型抜きやスーパーボールすくいなど祭りならではの露店12店舗が出店。地元の小中学生や浴衣を着た家族連れらでほぼ満席となった仮設席で、ステージ演目と食事を楽しみながら世間話に花を咲かせる姿が多かった。

 夏休みで帰省していた藤井詩さん(20)=宮崎市在住=は「想像以上に人が多くて驚いた。数年ぶりの帰省だったが、(祭りの会場で)久しぶりに会った友達もいて、とても懐かしい気持ちになった」と笑顔。

 後藤会長(41)は「町内の子どもたちに、五ケ瀬町で過ごす夏を楽しんでもらいたいと思ったことが祭りの始まり。地元の方々に喜んでもらうことはもちろん、町外へ出て行った人の帰省するきっかけになればうれしい」と目を細めた。

 フィナーレには、約400発の花火が夜空を彩った。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/