本紙掲載日:2023-08-16
(8面)

地震など災害に備え夜間の避難訓練

夜間に行われた伊形町大福良地区の避難訓練(提供写真)

延岡市伊形町の大福良地区

 延岡市伊形町の大福良地区(山田文男区長、約120世帯)はこのほど、災害に備えた夜間の避難訓練を実施した。地元の人たち約30人が参加、いざという時にどのように行動すればいいかを確認した。

 訓練は、地震など避難が必要な災害が夜間に発生したとの想定で、初めて実施した。

 住民らはそれぞれライトを手に反射材なども身に着け、避難場所にも指定されている伊形小学校に避難。夜間の訓練とあり、パジャマ姿の親子連れや、ペットを連れた姿も見られた。

 建築に携わっている山田区長は、自らの知識も踏まえつつ、「地震が発生した際、玄関の戸は、開けたままにして避難して」などと説明。その上で、「災害はいつ発生するか分からないため、見慣れていない夜の景色に慣れておくことが重要。今後も継続的に(夜間の)避難訓練を実施していきたい」と話した。

 訓練ではまた、市防災推進員による講話もあり、参加者は、地震の際に倒れない家具の固定方法や、避難の注意点について説明を受け、防災、減災への意識を新たにした。

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