溶接技術２部門で競う

上位者、１１月の県大会へ−延岡地区大会

　２０２３年度県溶接技術競技会の第６８回延岡地区大会は５日、延岡市土々呂町のポリテクセンター延岡であり、２９人が出場、日頃培った技術を披露した。主催は県溶接協会延岡地区分会（山田耕一分会長）。

　大会にはアーク溶接（手溶接）の部に１８人、半自動溶接の部に１１人がエントリーし、いずれも制限時間内に厚さ４・５ミリと９ミリの板を２枚ずつ溶接する課題に挑戦。ブースの中で激しく火花を散らしながら作業に没頭し、技術を競い合っていた。

　同分会によると今後、県工業技術センターで外観検査などの審査を経て結果が公表される。表彰式は１０月１９日に行われる予定。各部門の個人成績上位者は１１月開催予定の県大会に出場する。

　山田分会長は「このような競技会が若手育成、裾野の拡大につながる。延岡のものづくりの発展、伝承に大切なこと」と話した。