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夏もひんやり、登山者の疲れ癒やす
宮崎、大分、熊本の3県境にまたがる祖母山(標高1756メートル)の中腹で、冷たい〃吐息〃を放つ「風穴(ふうけつ)」が登山者の疲れを癒やしている。 ◆小話や逸話も 風穴は、内外の気温差や気圧差により風の流れが生じ、開口部を通じて速い大気循環を起こす洞窟。夏と冬では外気温度が逆転するため、洞窟内は、冬は暖かく、夏は氷が張るほど気温が下がる。そのため、古くより夏は氷室(ひむろ)、冬は蚕種の貯蔵などに利用されたとの記録が残っている。 複数の巨岩が折り重なるようにして形成された祖母山の風穴は、標高約1300メートル地点の登山道で見ることができる。 1991年から、フォレストインストラクターとして案内人を務めた甲斐英明さん(74)=高千穂町五ケ所=によると、奥行きは約20メートルで、およそ1メートル幅の隙間をくぐった内部には4〜6畳の空洞が三つ存在。夏はつららや〃氷のカーテン〃がつり下がる期間もある。 また、風穴の場所を突き止めにきた一団が、開口部から漏れ出す冷気を大蛇の吐息と勘違いし、探索を中止しようとしたという小話や、「祖母山の神」を名乗る大蛇伝説ゆかりの地としての逸話も残されているという。 この風穴までは、高千穂町五ケ所の北谷登山口に設けられている「風穴コース」を歩いて約1時間。道中は、沢に架けられた丸太橋を渡り、ロープを伝って岩肌を登るなど険しいポイントも複数あり、洞窟内の探索を含めて、万全の準備と登山経験者の随行をおすすめしたい。登山口のあずまやに置かれている登山届の記入もお忘れなく。
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夏もひんやり、登山者の疲れ癒やす
宮崎、大分、熊本の3県境にまたがる祖母山(標高1756メートル)の中腹で、冷たい〃吐息〃を放つ「風穴(ふうけつ)」が登山者の疲れを癒やしている。
◆小話や逸話も
風穴は、内外の気温差や気圧差により風の流れが生じ、開口部を通じて速い大気循環を起こす洞窟。夏と冬では外気温度が逆転するため、洞窟内は、冬は暖かく、夏は氷が張るほど気温が下がる。そのため、古くより夏は氷室(ひむろ)、冬は蚕種の貯蔵などに利用されたとの記録が残っている。
複数の巨岩が折り重なるようにして形成された祖母山の風穴は、標高約1300メートル地点の登山道で見ることができる。
1991年から、フォレストインストラクターとして案内人を務めた甲斐英明さん(74)=高千穂町五ケ所=によると、奥行きは約20メートルで、およそ1メートル幅の隙間をくぐった内部には4〜6畳の空洞が三つ存在。夏はつららや〃氷のカーテン〃がつり下がる期間もある。
また、風穴の場所を突き止めにきた一団が、開口部から漏れ出す冷気を大蛇の吐息と勘違いし、探索を中止しようとしたという小話や、「祖母山の神」を名乗る大蛇伝説ゆかりの地としての逸話も残されているという。
この風穴までは、高千穂町五ケ所の北谷登山口に設けられている「風穴コース」を歩いて約1時間。道中は、沢に架けられた丸太橋を渡り、ロープを伝って岩肌を登るなど険しいポイントも複数あり、洞窟内の探索を含めて、万全の準備と登山経験者の随行をおすすめしたい。登山口のあずまやに置かれている登山届の記入もお忘れなく。