本紙掲載日:2023-08-18
(3面)

大牟田市から飛来の風船にヒマワリの種

大牟田市から飛ばされ、五ケ瀬町で見つかったヒマワリの種
種をまく黒木さん

延岡市構口町の「昭和苑」に届けられる

 福岡県大牟田市の小学生が風船に結びつけて飛ばしたヒマワリの種が五ケ瀬町の山中で見つかり、延岡市石田町の介護職員・持原敏子さん(72)の手に渡った。持原さんは自身が務める同市構口町の介護老人保健施設「昭和苑」(辛島和夫理事長)に持参。入所者を喜ばせた。

 ヒマワリの種は大牟田市立みなと小3年の女子児童が「人権の花運動」として飛ばしたもの。山中の木の枝に引っ掛かっていたという。

 17日にはミカン農家として長く農業を営んできたという入所者の黒木カネ子さん(95)が、ベランダに置いたプランターに種まき。

 持原さんに大牟田市から届いた種だと伝えられた黒木さんは、「そりゃー喜んでまくわ」と慣れた手付きで種を配置し、「まーこんげな幸せなことがあるかよ。よく育ちますように」と手を合わせ、元気な花が咲く日を心待ちにしていた。

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