本紙掲載日:2023-08-19
(3面)

予期せぬ巨大カボチャ三つ

大瀬作業所の畑で収穫された3個の巨大カボチャ

大瀬作業所の畑で−延岡市大貫町

 「まさに予期せぬ出来事。本当にびっくりです」と目を丸くするのは、延岡市大貫町「大瀬作業所」(松下勝美代表理事)職員の末永佳貞さん(48)。同作業所が管理する畑に突如、直径約60センチ、重さ約50キロの巨大カボチャが三つも出現した。サイズの違いは、同じ畑で育った他のカボチャと比較しても一目瞭然。品種は、コンテスト用の観賞カボチャ「アトランチック・ジャイアント」。種をもらったときに交じっていたらしい。

 大瀬作業所は、障害者の自立生活支援を行う就労継続支援B型事業所。畑では毎年、利用者約10人が旬の野菜などを育てており、カボチャの種は、地域の人から譲り受け、5月ごろから栽培してきた。

 草に覆われた畑の一角に、明らかに他と色が違うカボチャが姿を現したが放置していたところ、あれよあれよという間に成長。気がつけば、1人ではとても持ち上げられない大きさにまで育っていた。今月16日に収穫し、布を下に敷いて5人で荷台に積み、傷が付かぬよう、軽トラで慎重に運び出した。

 巨大カボチャは今後しばらく、同作業所前で公開。10月になれば、近くの保育施設などに寄付する予定で、末永さんは「ハロウィーンの装飾として楽しんでもらえれば」と話していた。

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