本紙掲載日:2023-08-21
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44年間ありがとう−延岡市民体育館が閉館

9月から解体が始まる予定の延岡市民体育館本館

宮崎国体で建設−9月から解体へ

 延岡市民体育館の閉館セレモニーは20日、同アリーナで行われ、多くの市民が44年にわたって地元のスポーツ、イベントを支え続けた施設に別れを告げた。

セレモニーには市関係者のほか、この日最後の館内イベントとして実施された「子どもフリーマーケット」の参加者約150人が出席。読谷山洋司市長は体育館の歩みに触れながら「21日で閉鎖され、その歴史に幕を閉じる」と別れを惜しんだ。

 最後に「44年間ありがとう」という横断幕が掲げられたステージで記念撮影を行い、体育館に感謝を伝えた。

 延岡市民体育館は1979年の宮崎国体に合わせて建設され、92年のインターハイの会場にもなった。バスケットボールコート2面が取れるフロアや約800席の観客席を備えた本館(4174平方メートル)と、剣道場、柔道場、ウエートトレーニング場が入る別館(539平方メートル)で構成されていた。

 別館は2021年に解体済みで、市によると本館は21日から工事準備が行われ、9月から解体が始まる予定という。

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