本紙掲載日:2023-08-21
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美郷栗の出荷開始−JA日向

秋の味覚−初日は約40キロ

 美郷町の特産品「美郷栗」の出荷が21日からJA日向西郷支店選果場で始まった。作業は早生(わせ)品種が9月上旬まで、中生(なかて)、晩生(おくて)品種が10月上旬まで続き、昨年の約71トンを超える出荷量を目指すという。

 町内では、町栗部会(石井寿幸部会長、110人)が合わせて約90ヘクタールで栽培している。同支店によると、今年は例年より気温が高く雨が少なかったため、未成熟のイガが落ちた一方、大玉になりやすい傾向という。台風6号による大きな被害はなく、昨年並みからそれ以上の収穫が見込まれる。

 今朝は町内の農家3戸が土、日に収穫した約40キロを出荷。JA日向の職員らがローラーで運ばれる栗の艶や傷がないかなど品質をチェックし、S〜3Lの5種類に選別した。メインは直径5センチほどの2Lサイズ。

 美郷栗は、愛知県名古屋の市場を主に県内の市場に出荷されるほか、町内の加工場で栗あんに加工される。

 石井部会長は「今のところ例年より少し多く取れそうだが、9月の台風シーズンが心配。美郷栗はとってもおいしいので、一般の方は栗ご飯などにして食べてほしい」と話した。

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