少年補導活動に長年尽力

功労者表彰伝達−県北から２人、１団体

　少年補導功労者表彰の伝達式は２１日、宮崎市のひまわり荘であり、九州少年警察ボランティア連絡協議会少年補導功労者を受けた日向地区少年補導員の田中忠義さん（７４）、同じく功労団体を受けた延岡地区少年補導員連絡会北川班（黒木完治班長）にそれぞれ賞状などが贈られた。

　県北関係ではほかに、西臼杵地区少年補導員の川邊忠己さんが、７年以上活動するなどの条件を満たした個人に授与される全国少年警察ボランティア協会（全少協）の少年補導功労者栄誉銅章を受章した。

　表彰を受けたのは県北２人、１団体を含む県内９人、２団体。伝達式で県警本部の山本将之本部長は「少年が将来の宮崎を支える大人になることに尽力していただいている。その役割は極めて大きい」とたたえた。

　補導員歴約５０年になるという田中さんは「健康の続く限り続けていきたい」、２０年以上取り組んでいる黒木班長は「健やかな成長を願って見守っていきたい」と抱負を述べた。

　少年補導功労者表彰は、非行防止や健全育成活動に尽力し、功績があった個人、団体に贈られる。九州少年警察ボランティア連絡協議会の表彰は、県少年警察ボランティア連絡協議会会長と警察本部長の連名の表彰を受けて５年以上活動する個人、団体に授与される。