本紙掲載日:2023-08-23
(7面)

個性あふれる手遊びアート

9月1日まで延岡・虎彦サロン

◆絵画、バッグ、人形、折り紙作品など展示

 津川鏡子さん(77)=延岡市若葉町=、田原絹代さん(77)=同=、佐藤千穂さん(79)=同市富美山町=、遠藤瑞穂さん(55)=兵庫県加古川市=による作品展「手遊びアート夢見る3人展+1人」が、9月1日まで延岡市幸町の虎彦サロン(風の菓子「虎彦」内)で開かれている。きょうは店休。時間は午前9時〜午後7時。最終日は同5時まで。

 津川さんは肩の手術後にリハビリとして、ボールペンと色ペンでさまざまな模様を思うがままに描くようになった。現在は趣味で続けており、友人に誕生日プレゼントとして贈ることもあるという。「飾られているのを見ると作ったかいがある」と目を細めた。

 日本舞踊を習っており、着物が身近な存在という田原さんは着物をもらうことが多く、バッグなどの作品に着物や帯の生地を余すところなく利用。生地を重ねて縫う場合は生地の色合いを考えながら作っている。「着物が好きだから続けることができている」と振り返った。

 佐藤さんは以前、人から教えてもらったひな人形の作り方を自身でアレンジして作り始めた。自宅には約50体のさまざまなサイズのひな人形がある。友人や友人の知人にプレゼントすることもあり、「作品を通じて、いろいろな人とのつながりができたことがうれしい」と笑顔。

 3人は今回が初めての作品展。津川さんの作品は色鮮やかな模様が描かれた絵約10点で、フクロウが隠れている遊び心のある作品もある。田原さんの作品は着物や帯、ネクタイなどの生地で作ったヨーヨーキルトやバッグ、テーブルセンタークロスの約20点。佐藤さんは着物の生地で作った十二単(ひとえ)を華やかに着飾ったかわいらしいひな人形約10セットを展示している。

 また、佐藤さんの長女、遠藤さんの作品も並んでいる。人気漫画「鬼滅の刃」と「ONEPIECE」に登場するキャラクターを折り紙で作った作品を展示。佐藤さんによると、遠藤さんは幼い頃からきちょうめんな性格で、作品ではキャラクターの顔を原作通りに丁寧に描いている。

 津川さん、田原さん、佐藤さんは「虎彦さんのおいしいかき氷を食べて涼みながら、作品を間近で堪能してくれたら」と来場を呼び掛けている。

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