本紙掲載日:2023-08-23
(7面)

4年ぶり花火、夜空と海面を彩る

みなとフェスもにぎわう−門川町

 門川町の夏の風物詩の一つ「第34回かどがわ納涼花火大会」(町観光協会、同大会実行委員会主催)が19日、庵川漁協周辺を主観覧場所に4年ぶりに開かれ、8号玉を含む約3千発の花火が夜空と海面を彩った。

 午後8時、門川海浜総合公園から打ち上げが開始されると、待ちわびた見物客から歓声が上がった。それぞれ家族や友人らで肩を並べ、過ぎゆく夏を惜しみながら約1時間、幻想的なひとときを楽しんでいた。

 同時開催の「第26回門川みなとフェスティバル」は午前11時から庵川漁協卸売市場で開かれ、多くの町民らでにぎわった。

 約50キロのキハダマグロの解体ショーや、カンパチやシマアジのつかみ取りなど、港ならではの楽しいイベントで盛り上がったほか、カキなどの浜焼きには列ができ多くの人が買い求めていた。

 このうち、5人ずつで綱を引き合う綱引き大会には男性の部7チーム、女性の部2チームがエントリー。男女別のトーナメント戦で火花を散らした。

 中でも、同町消防団第1分団と庵川漁協青年部による男性の部決勝戦は白熱。大漁旗がなびく中、庵川漁協青年部が地元の意地を見せて優勝した。

 同フェスティバルに夫、娘2人(4歳と2歳)と訪れた同町加草の水永紀子さん(37)は「子どもたちが生まれて、ずっと中止が続いていたので、今年ようやく連れてきてあげることができました。夜は自宅から花火を見たいと思っています。きょうは一日、夏を満喫したいです」と話した。

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