９年ぶりハーフボトルワイン発売−五ケ瀬ワイナリー

飲みきりサイズ「シャルドネ」

◆ラインナップ増やして，女性の声に応え商品化

　五ケ瀬町桑野内で町産ブドウ１００％のワインを醸造、販売している五ケ瀬ワイナリー（社長・小迫幸弘町長）は２５日、飲みきりに適したハーフボトルワイン「シャルドネ（白）ハーフ」を発売した。同社にとってナイアガラ（白）とキャンベルアーリー（ロゼ）に続く９年ぶりのハーフサイズワイン。経営革新室の須川一幸室長（７２）は「食事のお供など、より多様な客層に選んでいただける機会が増えるのでは」と期待している。

　今年５月ごろ、町外の女性グループから「女性は（ワインを）１本開けてもなかなか飲みきれない。ハーフサイズのラインナップを増やしてくれないか」との要望があり、リサーチを実施。町内外の商業施設などでもハーフサイズの需要が高まりつつあることなどを受け、商品化に着手した。

　シャルドネワインは、若芽を感じさせる薄黄緑色の見た目に、軽やかな酸味と青リンゴを連想させる爽やかな余韻が特徴の銘柄。やや辛口の味わいは、特に魚を使った和食に適している。

　今回売り出したボトルには、昨年収穫した町産ブドウ「シャルドネ」を使用しており、内容量は従来のフルボトルの半分に当たる３６０ミリリットル。価格は、今年１０月に予定している価格改定に先駆けて１２００円（税込み）。約３８００本を準備しているという。

　反響次第で他の銘柄のハーフサイズ化も検討しているといい、須川室長は「併設するレストランで料理と一緒にお試しいただくこともできる。ぜひ、足を運び、五ケ瀬町の雰囲気も併せた魅力を体感してほしい」と呼び掛けている。

　問い合わせは同ワイナリー（�筝泪雲ィ沓魁Γ毅苅沓検砲泙如�