安全安心確保に総力を挙げて取り組む

平居秀一県警本部長が着任

　県警本部の新本部長に２５日、前警察庁生活安全局生活経済対策管理官の平居秀一氏（５３）が着任し、会見で「県民の皆さまの安全安心を確保すると共に、その期待と信頼に応えるべく組織の総力を挙げて取り組みたい」と抱負を語った。

　三重県出身、東京大法学部卒。法曹三者を目指して１９９１年に司法試験に合格したが、９５年の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件を受け、「国民の安全安心を守ることが大切」と９６年４月に警察庁に入庁した。

　鳥取県警本部警備部警備第一課長や徳島県警本部刑事部捜査第二課長、警察庁生活安全局保安課理事官、警察大学校の教授などを歴任。「すべての部門を経験した。一通りのことは分かると自負がある」と語る。

　本県警察では「県民の安全安心を確保する上でより一層注力すべき事項に力点を置きたい」と意気込む。「就職先としての魅力を高め、若者に目指してもらえる職場を目指したい」との考えも示した。

　家族は妻と娘２人。本県には単身で赴任。出張などで訪れており、「いつかは宮崎で仕事したかった。願いがかなってうれしい」と喜ぶ。趣味はドライブ。「県内の風景や食を楽しみたい」と話した。