本紙掲載日:2023-08-26
(3面)

90年代の発掘調査−遺跡発掘成果展

遺跡発掘成果展「再発見!1990年代の調査の遺跡〜県北編〜」

9月3日まで県北編−県立図書館

◆27日は解説も

 県埋蔵文化財センターの遺跡発掘成果展「再発見!1990年代の調査の遺跡〜県北編〜」は、宮崎市の県立図書館2階特別展示室で開かれている。9月3日まで。観覧無料。

 同センターが道路建設や施設整備など県事業の実施に伴い、県北地域で1990年代に行った13遺跡の発掘調査で出土した遺物(旧石器時代−近世)の中から、えりすぐりの約350点を展示している。

 展示している遺跡は延岡市の林遺跡、早日渡遺跡、蔵田遺跡、矢野原遺跡、日向市の鶴野内中水流遺跡、門川町の枝遺跡、門川南町遺跡、高千穂町の古城遺跡、神殿遺跡、五ケ村遺跡、南平第3遺跡、日之影町の布平遺跡、五ケ瀬町の広木野遺跡。

 このうち、矢野原遺跡はAT層(約3万年前に堆積した姶Tn火山灰)の下位層で出土した未発達の石器(ナイフ形石器)など、神殿遺跡は弥生時代から古墳時代の竪穴住居跡で見つかった銅鏡の破片(破鏡)などを展示。いずれも貴重な成果だという。

 27日は、同センター職員が成果を分かりやすく解説するギャラリートークや最新発掘情報の報告なども予定されている。午後1時半から。同センターの平井祥蔵さんは「宮崎の歴史やふるさとの歴史、当時の人々の生活や歩みなどを学ぶ良い機会になれば」と話していた。

 同図書館の開館時間は午前9時から午後5時まで。休館日は28日。問い合わせは同センター分館(筍娃坑牽機Γ横院Γ隠僑娃亜法

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