本紙掲載日:2023-08-26
(8面)

なぎなた「楽しかった」

宮水小体育館で開かれたなぎなた教室。黒木事務局長(左)に構えを教わる児童
笑顔で面を打ち合う児童

きらめきクラブ小学生ら魅力体感

 日之影町のスポーツ愛好者でつくる「ひのかげきらめきクラブ」(佐藤文昭会長)は22日、同町の宮水小学校体育館でなぎなた教室を開いた。クラブに所属する児童ら約40人が参加。面打ちなどを通じて楽しみながら競技の魅力を体感した。

◆国スポ・障スポへ、機運醸成

 日之影町は、2027年に開催される第81回国民スポーツ大会(国スポ)・第26回全国障がい者スポーツ大会(障スポ)のなぎなた競技会場となっている。教室は、大会への機運醸成や健全な心身の育成などを目的に企画。県なぎなた連盟(宮森洋子理事長)の黒木靖恵事務局長(56)と梅垣仁志さん(27)を講師に招いて行った。

 この日はまず、武道が特に重んじる礼節の大切さを教わり、全員で正座。三角形をつくるように合わせた両手を膝の先につき、深々と頭を下げて「よろしくお願いします」とあいさつした。

 前、後ろ、横へ重心を移す足さばきを練習してから、2メートル弱の競技用なぎなたを手に。右手で柄側、左手で刃側を持って半身に立つ「中段の構え」を習得した後、「切っ先は足の指と同じ方向に向ける」「物打ちの高さを相手のへそに合わせる」といったアドバイスを実践しながら面打ち練習などに汗を流した。

 最後には、講師2人による打ち返しの実演もあり、迫力の演武に子どもたちのなぎなたに対する関心も高まった様子。日之影小6年の岩本紅葉さん(11)は「なぎなたがぶつかり合った時の『パン』という音が気持ちよかった。すごく楽しかったのでまた参加したい」とほほ笑んでいた。

 全体指導を担当した梅垣さんは「一つ一つの動作を練習し続けることでもっと速く、うまく打ち合えるようになる。少しでも『やってみたい』とか『気になる』と思ってくれた子がいたらうれしい」と話した。

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