本紙掲載日:2023-08-26
(8面)

厳しい残暑に涼を演出

エンクロスでイベント−氷の柱展示、打ち水も

 暑い夏に涼しげな夏祭りを楽しんでもらおうと、延岡市駅前複合施設エンクロスは20日、同館駅前広場で「エンクロス涼まつり」を開いた。気温30度を超える中、風鈴やうちわ、氷の柱の展示など涼しさを呼び込むさまざまな演出に多くの人が訪れ、ひとときの涼を楽しんだ。

 涼まつりは、「残暑を楽しみ、終盤に入った夏休みの思い出を延岡でつくってほしい」と企画。会場には30キロほどある氷の柱が補充されながら計30本展示され、訪れた人たちは手で触ったり、飲み物の容器を当てて冷やしたり、削ったりしながら涼を取った。

 100食が振る舞われた天然素材のかき氷は、抽選に参加するための長い列ができ、300人以上が参加。家族で仲良くかき氷をつつく、ほほ笑ましい姿が見られた。子どもたちが参加して行う「打ち水大作戦」は3回にわたって開催。日陰を狙い、歩きながら水をまいて回った。

 また、延岡駅によるプラレールやINOBECH協同組合青年部による鉄球ゲームのほか、出店者の中にはスーパーボールやヨーヨー、メダカすくいなどのコーナーを設けるところもあり、小さな子どもを連れた家族連れでにぎわっていた。

 父親を迎えるため、駅に家族で訪れていた南方小2年の藤田幸春さん(8)は、氷を見つけて駆け付けたといい「氷の角っこを削るのが面白い」と笑顔。竹筒を用いて氷を削り、周辺には削られた氷が飛び散り、冷気を与えていた。

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