本紙掲載日:2023-08-28
(9面)

考え、話し合いながら制作

仮面に色を塗る4年生
完成した後に、作品の見せ合いもあった

延岡で夏休み子ども造形教室

 延岡市学校教育研修所図画工作・美術部会(会長・濱下裕二南浦中学校校長)は22日、同市大貫町の新しい県体育館「アスリートタウン延岡アリーナ」のサブアリーナで、市内の小学生を対象にした夏休み子ども造形教室を開いた。

 同教室は一緒に活動することの楽しさや表現することの喜びを味わってもらうことを目的に、毎年実施してきた。しかし、2020年から22年まで新型コロナの影響で開くことができず、今年は4年ぶりの開催となった。

 濱下会長は開会で「いろいろな作品を作って見せ合って、楽しい一日を過ごしてください」とあいさつ。市内から集まった小学1〜6年生約150人は小中学校の教諭約30人から指導を受けながら、学年で分かれて作業を開始した。

 このうち、2年生はパラソル作りに挑戦。透明なビニール傘にカラーセロハンやテープ、キラキラしたモールなどを自由に飾り付け、オリジナルの傘を完成させた。また、4年生はアニマル仮面を制作。仮面のデザインに悩む児童は、「何にしよう」「どうする」と友達と話し合いながら考えた。デザインが決まると、真っ白な仮面に色ペンで模様を描いたりシールを貼ったりして、それぞれ個性あふれる仮面に仕上げていた。

 桜の花びらを耳や額にあしらったお面を作った港小学校4年生の藤本ひなたさん(10)は「屋台でよく見掛けるキツネのお面を作ってみた。友達と話し合ってデザインを考えた」と話していた。

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