プログラミングの面白さ体感

延岡信用金庫が夏休み特別授業

　ソフトバンクグループの人型ロボット「Ｐｅｐｐｅｒ（ペッパー）」を延岡市教育委員会に提供し、小学校のプログラミング学習を支援している延岡信用金庫（黒木哲也理事長）は１９日、「夏休み特別授業」を開いた。午前、午後の２回に小学生とその保護者約４０人が参加。実際にペッパーを動かし、学びを深めた。

　同庫は２０２１年６月、小学校で必修化されたプログラミング教育を支援しようと、旭化成など５社１組合とともにペッパー７台を市教委に提供。ソフトバンクグループが有料で貸し出す社会貢献プログラムを活用した取り組みで、現在、市立小学校に輪番で配備、活用されている。

　今回、プログラミングに触れる小学生が増えればと、ソフトバンク社員で市教委ＩＣＴ推進アドバイザーの宮本美香さんに相談し、初めて実現。同庫職員の子どもや近くの岡富小学校と延岡小学校に声を掛け、幼児〜小学６年生２７人が参加した。

　参加者は、言葉や声の高さ、速さ、動作やそのタイミングなどを決めるさまざまな信号を組み合わせることで、好きなようにペッパーを動かすことができることをタブレットやパソコンで確認。その後、夏休みの思い出や地域の自慢、自己紹介など、ペッパーを通して伝えたいことをプログラミングし、発表した。

　延岡の食について、クイズも交えて紹介した土々呂小６年の�霤長┿屬気鵝複隠院砲蓮岼嫐�の分かりにくい言葉は使わず、分かりやすく説明しようとした。プログラミングは思った通りにできたときが面白い」と笑顔。宮本さんは「プログラミングを通し、どうやったらうまく伝わるかという論理的思考力を育むことができれば」と話していた。