本紙掲載日:2023-08-29
(2面)

JA延岡−「女性部は活動してこそ」

約800人集う・4年ぶり、家の光大会

 JA延岡女性部(藤島惠子部長)の第56回家の光大会と第30回演芸大会は26日、延岡総合文化センター大ホールで開かれた。市内11支部から約800人が参加。それぞれ4年ぶりの開催を喜びながら、体験講話や趣向を凝らしたステージ発表などを楽しんだ。

◆演芸大会も個性豊かなステージ

 家の光大会では、開会式で登壇した藤島部長が、行動自粛が続いたコロナ禍を振り返り、「やはり女性部は活動してこそのもの」と大会再開を祝福。JA延岡の楠田富雄組合長は「女性が生き生きと活動する地域にしていけるようJAとしても運動を展開していきたい」、来賓の読谷山洋司延岡市長は「(大会再開を機に)改めて市政に向けたさまざまな要望、意見をいただきたい」とあいさつした。

 組織活動体験発表に立った北川支部の甲斐明子さんは、2021年2月に北川町川坂地区の女性部員たちが中心となってつくったグループ「WAWAWA(輪・話・笑)」を紹介。30アールの畑で作ったトウモロコシを道の駅北川はゆまで販売していることや、EM菌を使ったプールの美化活動などに触れ、「たくさんの人に農業を継承しながら、地元を明るく盛り上げていきたい」とさらなる地域おこしの発展に意欲を示した。

 会場ではJA機関誌「家の光」の普及情勢報告のほか、難聴を乗り越え、演奏活動を続けている延岡市在住のピアニスト岩田典子さんによる記念公演、長野帆夏さん(岡富小学校6年)による子ども向け機関誌「ちゃぐりん」の感想文発表、家の光の記事を参考に支部員らが制作した洋装やちぎり絵などの展示も行われた。

 大会の最後にスローガンの「対話でつくろう地域の未来・みんなでつなごう協同のこころ」を採択。参加者は、持続可能な農業と豊かで暮らしやすい社会の実現に向けて地域と歩んでいくことなどを申し合わせた。

 続けて開かれた演芸大会には、全支部から計18組が出演。琴演奏や日本舞踊、カラオケなど個性豊かなステージで会場を大いに盛り上げた。

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