営農指導員・役割を再確認−ＪＡグループ宮崎

推進大会・谷名さん（延岡）事例発表

　ＪＡグループ宮崎営農指導員推進大会は２４日、宮崎市のニューウェルシティ宮崎で開かれた。県内の営農指導員ら約１８０人が参加。県内５地区（綾町、はまゆう、こばやし、尾鈴、延岡）の代表による事例発表では、ＪＡ延岡営農経済部の谷名清隆さんが登壇し、母牛コンディションの改善など子牛を預かるキャトルセンター活用のメリット、同センター事業の成果などを報告した。

　このうち成果については、購買者から同センター子牛の引き合いが強くなった実績を説明。早期の母子分離で母牛の発情サイクルが早まり、それによって出産間隔を短縮させ、生産者の所得向上に貢献したことも強調した。

　審査の結果、ＪＡこばやしの高佐真吾さんが最優秀賞を受賞。県代表として九州地区ＪＡ営農指導員体験交流集会（１２月上旬、長崎県）に参加することが決まった。谷名さんを含む４人は優秀賞を受けた。

　大会ではまた、農業所得向上と地域活性化の使命を再確認し、ＪＡ関係部署と関係機関一体となった支援の実施▽企画・相談・技術指導の技術を磨き、組合員の負託に応えること▽自ら産地改革に取り組むＪＡ部会などの育成などを採択した。