本紙掲載日:2023-08-30
(3面)

120回目のエージシュート

ゴルフのエージシュートを120回達成し、表彰を受けた伊東廣さん

78歳の伊東さん、77でラウンド−美々津CC

 日向市永江町の会社役員伊東廣さん(78)が5日、同市東郷町山陰甲の美々津カントリークラブで、120回目のエージシュートを達成した。その表彰式が22日、同クラブで行われ、中島崇理事長から表彰状が贈られた。伊東さんは「光栄に思う。仲間やゴルフ場の方々に感謝したい」と喜びを語った。

 エージシュートとは、ゴルフで1ラウンド18ホールの総打数が、自分の年齢以下の数字を記録すること。年齢を重ねても技術と体力の両面が重要となることから、シニアゴルファーにとって一つの目標となっている。

 伊東さんが初めてエージシュートを達成したのは73歳の時。スコアは年齢と同じ「73」だった。以来、着実に達成回数を重ねてきた。

 今月5日のラウンドではトータル77(アウト40、イン37)を記録。中でもインは2ホール目から8ホール連続パーとするなど、安定したゴルフを発揮した。

 ゴルフ歴は約30年。40代半ばのころ、友人から誘われたことなどがきっかけだった。当初は遊びのつもりだったそうだが、「ナイスショットをしたとき、豪快に球が飛んでいく感覚にみせられた」。本格的に始め、ゴルフを通じて交友関係も広がった。

 1年ほどでスコアが「100」を切り、52歳でハンディキャップが1桁台のシングルプレーヤーに。ベストスコアは67。7月1日現在のハンディキャップは6・9。昨年2月には自己最高の2・6に達している。

 これまでに同クラブではシニアチャンピオンに9回、グランドシニアチャンピオンに5回輝き、このうち2019、20年は両選手権を制して2年連続2冠を果たした。インタークラブ代表選手には5回選出されている。

 「日ごろのトレーニングが大事」と、現在も腕立て伏せやスクワットなど体力維持に努める。ラウンド後にはマッサージを受け、体のケアも忘れない。

 今後は9月の九州グランドシニア選手権宮崎県地区予選、10月には「第35回全国健康福祉祭(ねんりんピック)えひめ大会」が控える。

 「いろんな大会に出ることによって仲間が増えた。ここまでできたのも仲間のおかげだと思う」と伊東さん。「体を大事にして、ゴルフをずっと続けていきたい」と意欲は尽きない。

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