まちのえんがわ「ふらーっと」

気兼ねなくどうぞ−偶数月の第３火曜日、社福センターで開催

◆講演や茶話会も−延岡市社協

　地域の人にふらーっと立ち寄ってもらえる居場所づくりを目指し、延岡市社会福祉協議会は２カ月に１回、集いの場「まちのえんがわ『ふらーっと』」を開催している。担当者は「気兼ねなく社協に足を運んでもらい、困った時に相談できる場所があることを知ってもらいたい」と参加を呼び掛けている。

　「ふらーっと」は社協の共同募金助成を受けて実施。基本的に偶数月の第３火曜に開催し、さまざまな講師を招いた講演やワークショップと、菓子をつまみながら参加者同士で自由に語り合う茶話会を行っている。

　今月２２日には、生前整理専門サポート「ぬくもり」（同市野田町）代表の河野俊樹さん（４２）が講演した。

　河野さんは冒頭、「今後の人生をよりよく生きるために、物、心、情報を整理すること」と生前整理について説明。項目として、�（夘佞鵜�介護�Ａ魑鍬ち蠡魁修了佑弔△襪Δ繊◆崋�分がどれだけ物を持っているか見える化することが重要」として、片付けから始めることを勧めた。

　自分ではできない最後の片付けが遺品整理。故人の思いを反映しているからこそ、残された家族にとっては負担になることが多いという。だからこそ自分で動け、正しい判断ができるうちに片付けることが大事と強調。物の価値や思いを家族に伝えたり、ノートに記しておいたりし、大切にしたい物を保管しておくみかん箱程度の大きさのふた付きの「思い出箱」を作り、その中に入れておくことも紹介した。

　また、�〇箸κ�しか買わない��納める場所がなかったら買わない�０賁椶椶譴杷磴錣覆きの�行だからで買わない�ヂ梢佑箸糧羈咾杷磴錣覆ぁ修稜磴な�５原則も説明。「使えるからと買ってしまうと物であふれてしまう」と強調した。

　茶話会では、社協の職員や実習に訪れていた大学生も加わり、和やかな雰囲気で近況報告や世間話、昔の思い出話に花を咲かせていた。

　「ふらーっと」は、ワークショップや講演で行うさまざまな活動を、参加者がそれぞれの地域につなげてほしいとの思いも持っており、地域の福祉推進チームなどで活動し、「勉強に来ている」という参加者の姿も見られた。

◇次回は１０月１７日

　次回は１０月１７日午後１時半から、同市三ツ瀬町の社会福祉センターで開催する。基本的に予約などを行わずに参加できるが、ワークショップなどの内容によっては定員を設ける場合もある。詳しくは延岡市社会福祉協議会（�箟箍�３２・６５５５）。