本紙掲載日:2023-08-31
(2面)

「イカのおすし」覚えてね

西臼杵郡内小学1年生へグッズ−高千穂地区防犯協会

 子どもたちに防犯意識を高めてもらおうと、高千穂地区防犯協会(会長・藤本昭人高千穂副町長)は毎年、高千穂、日之影、五ケ瀬町の小学1年生に防犯グッズを贈っている。30日は高千穂町立高千穂小学校(榎本英雄校長、307人)を訪れ、47人に警視庁考案の防犯標語「イカのおすし」を呼び掛ける文房具などを贈った。

 「イカのおすし」は、イカない(知らない人について行かない)▽のらない(知らない人の車に乗らない)▽おおごえを上げる(助けてと大声を上げる)▽すぐに逃げる▽しらせる(周囲の大人に知らせる)の頭文字を組み合わせた造語。

 グッズは、標語が記された文房具、ばんそうこう、クリアファイル、ポケットティッシュのセットで、今年は高千穂町83人、日之影町17人、五ケ瀬町19人が対象となる。

 贈呈式では、藤本会長が児童代表の佐藤申弦さん(7)と大賀未来さん(7)に手渡し、「いつも大人が近くにいるとは限らないので、グッズを通じて自分を守る行動を勉強してほしい。登下校に気を付け、学校生活を楽しんで」とあいさつした。

 育園で「イカのおすし」を習ったという佐藤さんは「グッズをもらえてすごくうれしい。全部注意したいけど、『の(知らない人の車に乗らない)』を一番気を付けたい」と話した。

 同校は翌31日以降、児童に防犯意識の大切さを伝えてグッズを配布。残り11校には各町支部を通じて贈られるという。

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