本紙掲載日:2023-08-31
(2面)

県警察大会で団体優勝

剣道団体第1部で優勝を果たした延岡警察署
柔道団体2部で優勝した日向署

剣道・延岡署、柔道・日向署

 2023年度県警察柔道・剣道大会(7月26日、宮崎・ひなた武道館)で、延岡警察署が剣道団体1部、日向署が柔道団体2部で優勝を果たした。署員らは喜びをかみしめ、結束を強めている。

 大会は、県内の警察官が日頃の訓練成果を競う場として実施。今回は県警本部、県警察学校、県内13警察署から約260人が出場し、柔道、剣道ともに団体戦、個人戦で競った。団体は署の規模で第1〜4部に分かれて行われた。

◆「強い警察官」市民にアピール−剣道団体の延岡署

 剣道団体1部は、延岡署と宮崎北署、宮崎南署、都城署の4チームがしのぎを削った。延岡署は予選のリンクリーグを1勝1分けで勝ち上がると、決勝は初戦で引き分けた宮崎南署と再び相まみえ、3―2で頂点に立った。

 大将の谷内洸平選手は「前の選手たちが積極的に攻めてくれたおかげで、気持ち的に有利に進められた部分は大きい。大会でまとまったチーム感を、業務面でも生かしていければ」。監督を務めた同署警備課の坂田千明課長は「延岡にはこんなに強い警察官がいるんだ、と市民にアピールできる良いきっかけになったと思う。大会連覇を目指すと共に今後も引き続き、市民の安心、安全のため尽力していく」と総括した。

◆きつい稽古を乗り越え成果−柔道団体の日向署

 柔道団体2部は、日向署と高鍋署、県警察学校、日南署の4チームで争った。

 日向署は、予選のリンクリーグ初戦で高鍋署に5―0で完勝。第2戦は、若く体力のある鬼門の警察学校を相手に3―1で勝利した。

 日南署との決勝は2―1で迎えた副将戦で、田上翔太主将が一本勝ちで締めくくり、優勝旗を手にした。

 監督を務めた生活安全課の石田祐輔課長は「次鋒として戦った末石紘大郎刑事第一課長は業務が忙しい中、出場し、部下を鼓舞し続けた。選手も田上を中心に、きつい稽古を乗り越え、しっかり成果を出してくれた」とチームをねぎらった。

 末石課長は「各課の垣根を越え、一体感を感じることができ出場して良かった」と振り返った。

 県北関係では、柔道の個人戦で延岡署の今村里緒巡査長が女性警察官初段以下の部で優勝。剣道では、延岡署の外薗竜一巡査長が男性警察官二段以下の部、日向署の佐々木美紗巡査長が女性警察官三段以下の部で準優勝した。

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