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涼を求めて滝巡り−西臼杵
「盆過ぎれば暑さ和らぐ」とはよく言われたものだが、近年はことのほか厳しい暑さが続く。連日のうだるような熱波と肌を刺す日差しに背を向けて、西臼杵郡(高千穂、日之影、五ケ瀬町)の滝に涼を求めた。 豊かな自然に囲まれた郡内には、言わずと知れた景勝地・高千穂峡の真名井の滝(落差17メートル)をはじめ、荘厳かつ美しい滝が点在している。 日之影町の八戸地区にある八戸観音滝(落差45メートル)は、垂直に落ちる白絹のような滝水が神秘的。昌竜寺の十世・法田長昌住職が1823年、左岸の洞穴に聖観世音菩薩(ぼさつ)像を奉安したことから観音滝と呼ばれるようになったという。 名女石(なめし)地区の名女石滝(落差約15メートル)は、花こう質の岩肌を滝水が滑り、澄んだ日之影川へ流れ出す。滝を望むつり橋はそれなりに揺れるため、違った角度からも涼を感じられる。 五ケ瀬町三ケ所地区のうのこの滝(落差20メートル)は膨大な水量と広さ5000平方メートルの滝つぼが圧巻で、ぐるりと囲む柱状節理がコロッセオをほうふつとさせる独特の景観を生み出している。 鞍岡地区の白滝(落差60メートル)は紅葉の名所として知られ、夏は青々と茂る原生林に白糸のような滝水のコントラストが麗しい。アクセス道整備に伴い、9月20日まで立ち入ることはできないが、郡内有数の落差を誇る名勝は一見の価値がある。 高千穂町には伝説や逸話が残る滝も多い。 岩戸地区の常光寺の滝(落差37メートル)は、標高1756メートルの祖母山から湧出した自然水が流れる滑滝。同寺の住職が滝水を飲んで非常に長生きしたことから、「長寿の滝」とも呼ばれている。 また、上野地区の二段滝、竜ケ岩の滝(落差50メートル)にはかつて竜がすんでいたとされる伝説が残っており、紅葉シーズンや滝水が凍る冬場には多くの観光客が訪れる。 険しい道のりも多いが、それでも息を切らしてたどり着いた先、眼前に広がる壮大な景色と降り注ぐマイナスイオンが疲れも暑さも忘れさせる感動を与えてくれた。
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涼を求めて滝巡り−西臼杵
「盆過ぎれば暑さ和らぐ」とはよく言われたものだが、近年はことのほか厳しい暑さが続く。連日のうだるような熱波と肌を刺す日差しに背を向けて、西臼杵郡(高千穂、日之影、五ケ瀬町)の滝に涼を求めた。
豊かな自然に囲まれた郡内には、言わずと知れた景勝地・高千穂峡の真名井の滝(落差17メートル)をはじめ、荘厳かつ美しい滝が点在している。
日之影町の八戸地区にある八戸観音滝(落差45メートル)は、垂直に落ちる白絹のような滝水が神秘的。昌竜寺の十世・法田長昌住職が1823年、左岸の洞穴に聖観世音菩薩(ぼさつ)像を奉安したことから観音滝と呼ばれるようになったという。
名女石(なめし)地区の名女石滝(落差約15メートル)は、花こう質の岩肌を滝水が滑り、澄んだ日之影川へ流れ出す。滝を望むつり橋はそれなりに揺れるため、違った角度からも涼を感じられる。
五ケ瀬町三ケ所地区のうのこの滝(落差20メートル)は膨大な水量と広さ5000平方メートルの滝つぼが圧巻で、ぐるりと囲む柱状節理がコロッセオをほうふつとさせる独特の景観を生み出している。
鞍岡地区の白滝(落差60メートル)は紅葉の名所として知られ、夏は青々と茂る原生林に白糸のような滝水のコントラストが麗しい。アクセス道整備に伴い、9月20日まで立ち入ることはできないが、郡内有数の落差を誇る名勝は一見の価値がある。
高千穂町には伝説や逸話が残る滝も多い。
岩戸地区の常光寺の滝(落差37メートル)は、標高1756メートルの祖母山から湧出した自然水が流れる滑滝。同寺の住職が滝水を飲んで非常に長生きしたことから、「長寿の滝」とも呼ばれている。
また、上野地区の二段滝、竜ケ岩の滝(落差50メートル)にはかつて竜がすんでいたとされる伝説が残っており、紅葉シーズンや滝水が凍る冬場には多くの観光客が訪れる。
険しい道のりも多いが、それでも息を切らしてたどり着いた先、眼前に広がる壮大な景色と降り注ぐマイナスイオンが疲れも暑さも忘れさせる感動を与えてくれた。