本紙掲載日:2023-09-01
(3面)

門川高大会2連覇

山室町長(後列中央)らに2連覇を報告した門川高生

台湾への修学旅行プラン

 台湾への修学旅行プランを高校生自ら企画提案する大会が8月27日、宮崎市内で開かれ、門川高校(村社貞利校長)のグループが昨年に続き優勝し、2連覇を達成した。生徒たちは年度内に、自らのプランを反映した台湾へのモニターツアーに参加する。

 大会は、宮崎空港振興協議会が、現在運休している宮崎空港発着の宮崎―台北線の早期再開と、再開後の修学旅行の利用回復を目的に2018年度から開いている。第6回の今大会には県内11校から13グループが出場した。

 門川高は放送部の部員有志5人でグループを結成。同29日に町役場を訪れ、山室浩二町長らに2連覇を報告し、企画提案した台湾への修学旅行プランを紹介した。

 タイトルは「結ぶおみやげ〜作って楽しい、食べておいしい、誰でもできて、ここしかできない〜」。

 修学旅行の体験を家族や地域の人と共有するため、台湾の有名なお土産「パイナップルケーキ」に着目した5日間のプランで、帰国後、何度でも、どこででも作って楽しめるよう、現地でのパイナップルケーキ作り体験などを盛り込んだ。

 また、あんの代わりにへべすジャムなどを使った宮崎県ならではのアレンジレシピを作るため、現地の高校生と交流し、意見交換の場を希望。

 「本場のパイナップルケーキと一緒に販売することで、台湾では宮崎県を、宮崎県では台湾を知ってもらえる」と、お土産の持つ可能性を示した。

 実は生徒たち、すでにアレンジレシピを試作中。2年生の岩倉涼さん(16)は「大会当日に試作品を審査員に見せ、自分たちの本気度を伝えた。現地の高校生にアイデアをもらい改良していきたい」と話した。

 報告を受けた山室町長は「しっかりとテーマを設けたすばらしいプラン」とたたえた。

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