本紙掲載日:2023-09-02
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地域医療の現場を体験

聴診器を使って診察する豊福峻太朗さんと右は長沼晃生さん。写真奥は北浦診療所の日睛昭所長

宮大医学部生−北浦診療所で実習

 県出身の医学生らが地域医療に触れる「医学生地域医療ガイダンス」が8月23〜25日に県内23の医療機関で行われた。延岡市北浦町の北浦診療所(日睛昭所長)では、宮崎大学医学部医学科1年の長沼晃生さんと豊福峻太朗さんが3日間の実習に臨み、地域医療の現状を学んだ。

 特別養護老人ホーム千寿園での実習や、理学療法士による訪問リハビリを見学。3日目は、きたうら薬局で薬剤師の業務を見学した後、外来実習として日盻蠶垢凌芭鼎貌厩圓掘聴診器による心音検査や問診などを体験した。

 長沼さんは「間近に医療の現場を体験できました。患者さんや高齢者の方々の思いに寄り添えるような医師になりたい」と話した。

 豊福さんは、日盻蠶垢理事長を務める「北浦お守り隊」が、外出困難者の買い物代行などを行っていることについて「医療以外でも町に貢献されていて感銘を受けたました」。認知症の人と会話をしたことに対しては「どう対応していいのか分からないときもありました。もっと勉強をしなければと思いました」と振り返った。

 2人は将来的に「宮崎県内で医師として働きたい」と希望している。

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