本紙掲載日:2023-09-04
(4面)

うなま地蔵夏祭りにぎわう

子どもからお年寄りまで踊りの輪が広がった「北郷音頭総踊り」
美郷町北義務教育学校の子どもたちが元気いっぱいにダンスを披露
力強い舞を披露する琉星會のメンバー

4年ぶり、エイサー交琉祭みさとを同時開催−美郷町北郷

 美郷町北郷の夏を彩る「第33回うなま地蔵夏祭り・第12回エイサー交琉祭みさと」は2日、同町北郷宇納間の役場支所隣にある「すまいる広場」で4年ぶりに開催され、町内外からの人出でにぎわった。コロナ禍を考慮して過去3年分の開催が見送られた上、台風接近のため当初予定の8月5日から延期されたものの、久しぶりの夏のイベントに会場には歓声と笑顔があふれた。

 開会に先立ち、テント村がオープン。町内の飲食店や商店、地元婦人部などが自慢の〃おいしい物〃を並べてお祭りムードを演出した。

 開会式では鎌倉初文実行委員長が「ご支援ご協力いただいた皆さまに感謝致します。4年ぶりの夏祭りとして、どうしても開催したいという熱い思いがありました。そんな思いが天に届いて好天にも恵まれました。今年最後の夏祭り。じっくり楽しんで、素晴らしい思い出にしてください」とあいさつ。田中秀俊町長、姉妹都市の沖縄県豊見城市の徳元次人市長も登壇して祝辞。盛況に期待を込めた。

 うなま天神太鼓の力強い演奏でステージが開幕。地元の歌手・中村勝子さんによる自慢の歌声に続いて、美郷北義務教育学校の子どもたちが元気いっぱいのダンスを披露した。

 続いて、同時開催された「エイサー交琉祭みさと」では、地元北郷のエイサーグループ「琉星會(りゅうせいかい)」と「琉球國祭り太鼓宮崎支部」のメンバーが力強い舞で会場を沸かせた。

 日が暮れてからは、メインイベントの「北郷音頭総踊り」。和やかなメロディーに乗って、子どもからお年寄りまで、来場者も出演者も入り交じった踊りの輪が広がった。

 後半のステージには橘太鼓「響座」(宮崎市)、ジャグラー「ひがちゅー」さん(同)、アコースティックデュオ「華dai」(同)の3組も出演。「ひがちゅー」さんのパフォーマンスには子どもたちが興味津々で群がっていた。

 日向大御神社「天翔獅子」は、大迫力の獅子舞で大きな拍手を浴びた。獅子たちが会場に下りると、健やかな成長や無病息災を願って、頭をかんでもらう人たちが列をつくった。

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