おめでとう！琴恵光関

婚約発表−９月場所に向けて弾み

　日本相撲協会は４日、延岡市出身の大相撲幕内力士・琴恵光関（３１）（東前頭８枚目・佐渡ケ嶽部屋）＝本名・柏谷充隆さん＝が婚約したことを発表した。

　お相手は福岡県在住の一般女性。夕刊デイリー新聞社の取材に琴恵光関は「結婚を決めたのは７月場所が終わってから」と話し、「家庭を持つという責任を感じながら、改めてしっかり気持ちを引き締めて、今まで通り自分の相撲を取り切るという意識で頑張っていきたい」と決意を口にした。

　琴恵光延岡後援会の稲田義美会長は「相手の女性のことはうすうす気づいていた」といい、「現役の内に婚約が決まり、本当におめでたいことと感無量。後援会を挙げてお祝いしたい」と祝福。「佐渡ケ嶽親方も『良いお嬢さん』とべた褒めでした。婚約を機に、さらに踏ん張ってくれることを期待しているようでした」と振り返った。

　琴恵光関は７月場所では８勝７敗で勝ち越し。３場所連続での勝ち越しは自己最多で、番付を３枚上げて１０日からの９月場所に臨む。


◆さっそく祝賀会−ひゅうが後援会

　琴恵光ひゅうが後援会は４日、琴恵光関から贈られた浴衣姿で日向市上町の海鮮料理ことひろに集まり、「よっ！いろおとこっ！！やるねぇ！」と書いた横幕を掲げて婚約を祝った。

　日本相撲協会は同日、琴恵光関の婚約を発表したが、三輪純司会長（日向商工会議所会頭）には数日前、本人から事前に報告。それを受けて、役員たちが発表当日に祝賀会を開いた。

　三輪会長は「お相手は福岡の女性ですから博多美人のはず。これを機に一段の飛躍を願っています」と満面の笑顔で語った。

　出席者は会長のほか秋田浩二、黒木廣伸、倉本重利、長谷川実利、西村光平、横山道徳、黒木正一、黒木和憲、松永和樹（敬称略）。