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第70回NHK杯全国高校放送コンテスト・テレビドキュメント部門優勝
全国放送教育研究会連盟とNHKが主催する「第70回NHK杯全国高校放送コンテスト」のテレビドキュメント部門で優勝した倉本小雪さん(17)=県立延岡星雲高放送部3年=が4日、生まれ故郷の日之影町役場で優勝報告を行った。 コンテストは1954年、放送活動を通じた高校生の豊かな人間性の育成などを目的に始まった。毎年東京都で全国大会を開いており、地方大会を勝ち抜いた個人、団体が日頃の研さんの成果を競う「放送部の甲子園」とも称されている。 コンテストは7月25〜27日、渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターとNHKホールで行われ、全国1426校1万2679人が出場。アナウンスや朗読など6部門があり、倉本さんは全部門を通して県勢初の優勝を勝ち取った。 分城地区出身。日之影小、中学校を卒業後、延岡星雲高へ進学。現在は延岡市内の生徒寮に籍を置き、今年引退するまで部員12人の放送部で部長を務めた。 コンテストに提出した作品は、明治時代から牛の繁殖農家を営む実家が離農すると聞かされ、「繁殖農家をもっと多くの人に知ってほしい」と制作。昨年9月から撮影、取材、映像編集などをすべて1人で行い、「私の家族」と題した8分間の映像を約半年かけて完成させた。 祖母の小原町子さん(71)が、祖父政義さんの死去を機に離農を決断するまでの葛藤や、家族同然に愛情を注いできた親牛「みほこ」と子牛「つぼみ」との別れ、離農後の町子さんの思いなどが繊細に描かれている。 この日は作品を鑑賞した後、倉本さんが佐藤貢町長らに優勝を報告。「私のそばには、物心ついた時から牛がいました。育てている側の気持ちを広く知ってもらい、食べられることに対する感謝を持ってほしいと制作した作品です」と話した。 実家が繁殖農家を営んでいた佐藤町長は「大勢に感動を与える作品だと思います。繁殖農家の機運醸成にもつながると思います」。涙を浮かべながら「私も牛の繁殖に支えられて今があります。痛いほど気持ちが分かります」と称賛した。 作品は11月5日午後2時半〜4時、NHKEテレの番組「ティーンズビデオ2023」で放送予定。 ◆母校の後輩へメッセージ−「いろんなことに挑戦を」 倉本さんはこの日、母校の日之影中学校(藤田雅元校長、78人)で行われた「卒業生の話を聞く会」で、作品に懸けた思いや全国大会の感想、高校生活に向けたアドバイスなどを語った。 コンテスト会場で自分の作品が上映された時の感想を「努力すればこんなにすごい経験ができると感じました」。高校生活で積み重ねた達成感や充実感が「今後につながる経験」になったとし、将来はアナウンサーなど言葉で伝える仕事に興味があると話した。 後輩たちへのアドバイスとしては「高校では今よりも周囲に人が多い環境になります。不安もあるでしょうが、臆することなくいろいろなことに挑戦してください」と呼び掛けた。 2年生の飯干蔵人さんは「すべての話が衝撃的ですごいと感じました。目標は公務員ですが、それだけでなく、いろいろな可能性を考えながら学校生活を頑張ろうと思いました」と話した。
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第70回NHK杯全国高校放送コンテスト・テレビドキュメント部門優勝
全国放送教育研究会連盟とNHKが主催する「第70回NHK杯全国高校放送コンテスト」のテレビドキュメント部門で優勝した倉本小雪さん(17)=県立延岡星雲高放送部3年=が4日、生まれ故郷の日之影町役場で優勝報告を行った。
コンテストは1954年、放送活動を通じた高校生の豊かな人間性の育成などを目的に始まった。毎年東京都で全国大会を開いており、地方大会を勝ち抜いた個人、団体が日頃の研さんの成果を競う「放送部の甲子園」とも称されている。
コンテストは7月25〜27日、渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターとNHKホールで行われ、全国1426校1万2679人が出場。アナウンスや朗読など6部門があり、倉本さんは全部門を通して県勢初の優勝を勝ち取った。
分城地区出身。日之影小、中学校を卒業後、延岡星雲高へ進学。現在は延岡市内の生徒寮に籍を置き、今年引退するまで部員12人の放送部で部長を務めた。
コンテストに提出した作品は、明治時代から牛の繁殖農家を営む実家が離農すると聞かされ、「繁殖農家をもっと多くの人に知ってほしい」と制作。昨年9月から撮影、取材、映像編集などをすべて1人で行い、「私の家族」と題した8分間の映像を約半年かけて完成させた。
祖母の小原町子さん(71)が、祖父政義さんの死去を機に離農を決断するまでの葛藤や、家族同然に愛情を注いできた親牛「みほこ」と子牛「つぼみ」との別れ、離農後の町子さんの思いなどが繊細に描かれている。
この日は作品を鑑賞した後、倉本さんが佐藤貢町長らに優勝を報告。「私のそばには、物心ついた時から牛がいました。育てている側の気持ちを広く知ってもらい、食べられることに対する感謝を持ってほしいと制作した作品です」と話した。
実家が繁殖農家を営んでいた佐藤町長は「大勢に感動を与える作品だと思います。繁殖農家の機運醸成にもつながると思います」。涙を浮かべながら「私も牛の繁殖に支えられて今があります。痛いほど気持ちが分かります」と称賛した。
作品は11月5日午後2時半〜4時、NHKEテレの番組「ティーンズビデオ2023」で放送予定。
◆母校の後輩へメッセージ−「いろんなことに挑戦を」
倉本さんはこの日、母校の日之影中学校(藤田雅元校長、78人)で行われた「卒業生の話を聞く会」で、作品に懸けた思いや全国大会の感想、高校生活に向けたアドバイスなどを語った。
コンテスト会場で自分の作品が上映された時の感想を「努力すればこんなにすごい経験ができると感じました」。高校生活で積み重ねた達成感や充実感が「今後につながる経験」になったとし、将来はアナウンサーなど言葉で伝える仕事に興味があると話した。
後輩たちへのアドバイスとしては「高校では今よりも周囲に人が多い環境になります。不安もあるでしょうが、臆することなくいろいろなことに挑戦してください」と呼び掛けた。
2年生の飯干蔵人さんは「すべての話が衝撃的ですごいと感じました。目標は公務員ですが、それだけでなく、いろいろな可能性を考えながら学校生活を頑張ろうと思いました」と話した。