本紙掲載日:2023-09-05
(1面)

ツルツルパチパチ楽しい

南極の氷に触れる塩見小児童
気泡がはじける音に耳を澄ませた

塩見小児童に南極の氷プレゼント

 日向市立塩見小学校(宮本伸二郎校長、103人)に5日、南極観測船「しらせ」が持ち帰った南極の氷が届いた。全校児童が氷に触れたり、気泡がはじける音を楽しんだ。

 氷は、南極地域観測協力隊の砕氷艦「しらせ」が持ち帰った。毎年、全国の研究機関や地方協力本部に届けられ、自衛隊の広報活動などに活用されている。

 同小には、自衛隊宮崎地方協力本部日向地域事務所の小野啓一副所長、同校卒業生の壹岐早穂里広報官、同校児童保護者の水野歩広報官が訪れ、高さ、幅、長さそれぞれ約20センチの南極の氷2つを届けた。

 小野副所長は、南極の氷は約3千万年前から降り積もった雪が固まったもので、深さの平均は2450メートルに及ぶことなどを紹介。「雪の隙間に空気が入っています。氷は昔の空気のタイムカプセル」と説明した。

 児童は氷を触ったり、気泡がはじける音に耳を傾け、「冷たくてツルツルする」「パチパチって音がした」なとど喜んでいた。

 6年生の睫攬さんは「日本と南極とでは別世界なんだと感じました。触ってみると普通の氷より冷たい感じがした」と話した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/