本紙掲載日:2023-09-07
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田んぼアート見頃

中川登集落で見頃を迎えた田んぼアート(1日、JA高千穂地区がドローンで撮影)

高千穂牛と二刀流−高千穂中川登

 高千穂町三田井の中川登集落で、晩夏の風物詩「田んぼアート」が見頃を迎えている。

 東日本大震災の悲痛な報道が飛び交っていた2011年、「少しでも明るい話題で地域を元気にしたい」と、地元農家らでつくる中川登集落協定(大賀富夫代表)がスタート。毎年異なる絵柄を考え、約27アールの棚田を活用して行っている。

 地元の家族連れら100人ほどが6月17日、6種6色の観賞用稲を手植え。今年は、第12回全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を受賞した高千穂牛と、WBC2023で世界一に輝いた日本代表を祝い、バットとボールを掲げた牛が笑顔でウインクしているデザインを考案。「たかちほ牛1」や大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)の代名詞と同じ名前を持つ種牛「二刀流」の文字も取り入れた。

 大賀代表(66)によると、見頃は今月中旬ごろまで。「今年も皆さんのおかげで立派な、きれいなアートができました。ぜひ、足を運んでいただけるとうれしいです」と呼び掛けている。

 場所は、国道218号の馬門交差点を岩戸方面に曲がり、県道7号緒方高千穂線を約1・5キロ直進。神和交通から約100メートル先の右側に見える。

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