働く意欲ある人たち後押し

シニア世代就職面談会

　５５歳以上のシニア世代を対象にした就職面談会が７日、延岡総合文化センターであった。訪れた人たちは、関心のある企業のブースを訪れ、福利厚生や業務上の不安点などについて質問していた。

　みやざきシニア就業支援センターが、働く意欲のあるシニアの後押しをしようと毎年、宮崎、延岡、都城の３会場で実施している。

　この日は、看護助手や清掃業、輸送業、レストラン業務などシニア雇用を検討する県北の企業２３社がブースを構え、自社の事業内容や魅力をアピールした。

　このうち、交通誘導警備の正社員などを募集していたＦ・Ｃガード総務部主任の酒井崇行さん（３５）は「警備は頑張れば稼げるし、無くなることのない業種。７０代以上の方も活躍しているので、ぜひたくさんの方に魅力をお知らせできれば」と言う。

　初めて参加した市内の７０代男性は「運転が好きなのでドライバー関係の仕事を探しています。良い仕事が見つかるといいんですが」と話していた。

　県シルバー人材センター連合会によると、延岡会場では毎年２０人前後のシニアが就職先を見つけている。同連合会シニア就業支援課の高木法秀課長は「これほど多くの採用担当者と直接話すことができる機会はめったにありません。たくさんのブースを訪れ、希望の職種を見つけていただきたい」と話した。