本紙掲載日:2023-09-08
(6面)

親子で笑顔の時間過ごす

PaPaパーク特別公演

◆歌、手遊び、ダンスなど楽しむ−延岡

 男性保育士らでつくる延岡男星保育士団(藤原尚史団長)のPaPaパーク特別公演「鈴木翼ファミリーコンサート」が2日、延岡総合文化センター小ホールで行われ、親子で歌ったり、踊ったり、手遊びをしたりと、笑顔の絶えない時間を過ごした。

 鈴木さんは保育園や子育て支援センターに8年間勤務後、2009年から遊び歌作家として活動している。子育て中の父親でもあり、親子で楽しむことができるパネルシアター、歌、手遊び、ダンス、絵本の読み聞かせなど、豊富なプログラムで、会場を沸かせた。

 このうち「ハッピー星人」は、同じポーズをしたら「ハッピー」になれるというもので、親子で座ったり、立ったりと大忙し。歌いながら踊る鈴木さんの指が、耳の中に入っているか、入っていないかを当てる「どっちどっち」では、笑顔でステージ上の鈴木さんの耳元を一生懸命見詰めた。

 みんなで話をつなげていくゲームでは、延岡男星保育士団の団員がステージに上がり、一つの物語を作り上げて会場を盛り上げ、その勢いのまま即興で創り上げられたダンスには、客席の父親たちもステージに上がって参加し、会場も一体となって楽しんだ。

 最後は、鈴木さんオリジナルの絵本「うみでなんでやねん」「どろきょうりゅう」の読み聞かせと、子育て中の父親目線で保護者へエールを込めた歌「いつか大きな木になる」の披露もあり、思わず目頭を押さえる保護者の姿も。会場は温かな雰囲気に包まれた。

 同市緑ケ丘から家族と訪れた牧平斗愛さん(8)、結亜ちゃん(6)は「楽しかった。絵本の読み聞かせが面白かった」と笑顔。同団の國友弾さん(44)は「お父さん、お母さんも前向きにしてくれる、そんなメッセージが延岡の人たちにも届いたのではないか。親子で元気がもらえたと思う」と喜んでいた。

 延岡男星保育士団は、延岡での子育てを応援しようと年数回、イベントを開き、親子で一緒に遊ぶ時間や遊び方を提供している。

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