本紙掲載日:2023-09-09
(7面)

懸命にパドルこぎ、上流へ

児童ら友内川でカヌー体験−港小

 延岡市立港小学校(猪上貴史校長、13人)は7日、同市牧町の河川資料館「リバーパル五ケ瀬川」の近くを流れる友内川でカヌー体験を開いた。青空の下、全校児童と教職員は自然に囲まれた約3キロのコースを満喫した。

 カヌー体験は市教委の「ふるさと教育推進事業」を活用し、今回で3回目の実施。延岡の自然に触れると共にSDGs(持続可能な開発目標)への意識の向上を図ることを目的としている。

 出発地点近くの多目的広場に集合すると、同館職員がパドルの使い方を指導した。その後、児童は早速カヌーに乗り込んで友内川の上流を目指してスタート。なかなか思い通りの方向に進まず、川岸に生い茂る草木に入ったり友達のカヌーに追突したりしていたが、徐々にパドルの操作に慣れていった。

 また、この日は上流から強風が吹き、児童は下流に流されないよう一生懸命にこぎ進めた。しかし、途中で力尽きてしまい、同館職員にカヌーをけん引してもらう児童もいた。

 上流に到着すると、そのまま北川に進んで休憩。児童はカヌーから降りて、川を泳いだり岸辺に生息する生き物を探したりして楽しんでいた。

 4年生の河野夕凪さん(9)は「こぐのは疲れたけど楽しかった。最後まで友達のカヌーにぶつかってしまったので、来年は上達させたい」と話していた。

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