本紙掲載日:2023-09-11
(2面)

人生100年時代−まずは自分の健康を

12月まで8講座−介護教室開講

 延岡市高齢者福祉協会(渡部恭久代表理事)の2023年度介護教室が7日、同市の市社会教育センターで開講した。今年度は33人が受講。12月7日までに全8回の講座を予定している。

 教室は高齢社会を迎え、誰もが介護をする立場、される立場になる可能性が高まる中、基本的な介護知識や技術を学んでもらうために実施している。

 開講式では、渡部代表理事が2025年に団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になる「2025年問題」に触れ、これから介護のニーズが増えることを説明。「介護教室は有意義なプログラムになっている。最後まで受講してほしい」とあいさつした。

 その後、第1回の講座があり、市岡富地域包括支援センターの眄蕾貊蠶垢講話。介護保険制度の仕組みを解説したほか、市の高齢化率が35・1%であることから、高齢化と少子化の影響で支える人の負担が大きくなることを説明し、高齢でも常に健康でいることへの意識付けを呼び掛けた。

 また、心の健康を保つこつとして適度な運動、休養、ストレス解消などを挙げ、「今は人生100年時代と言われている。これから皆さんは支える側になる。まずは、自身で心身を守って」と呼び掛けた。

 何度も受講しているという同市大峡町の田上瑤子さん(76)は「姉が認知症になった時に、以前に学んだことが役に立った。繰り返し学んで、しっかりと知識を頭に入れたい」と話していた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/