本紙掲載日:2023-09-11
(6面)

第44回夕刊デイリー新聞社旗争奪日豊学童野球大会

◆南少年−フルスイング貫く

 強力打線で勝ち上がった南少年。決勝は相手の好守に阻まれ、追撃及ばず。内田監督は「結果は残念だったが、最後までフルスイングで、粘ることができていた」。貫いた選手たちをたたえた。

 先制を許した直後。盒橋任左翼線を強烈に破ると、安部の打球は左翼手の頭上を大きく越える。「緊張はあったが、バットの芯に当たってくれた」。強打ですぐに追い付いた。

 以降は、いい当たりが防がれるなど思うような展開に持ち込めず。1―4の五回無死一塁で、監督の勝負手は代打・原田。「確実にヒットを打ちたかったので、力みすぎないように意識した」。豪快に振り抜くと、左中間を高々と破った。

 2点差の最終回も途中出場、畝原が左前適時打。2死満塁、一打サヨナラにまで迫った。

 監督は「外野(の守備)でも、取れていた打球はあった。守りから徹底的に作り直していく必要がある」と総括。原田は「打った瞬間に、どんよりしていた空気が明るくなったのを感じ、うれしかった。もっと守備を鍛えて、レギュラーに戻れるように頑張りたい」とやる気に満ちていた。


◆一ケ岡−次につながる試合

 準決勝で敗れた一ケ岡の木村監督は「最後まで諦めずによく戦った。次につながる試合だった」と選手たちをねぎらった。

 過去に大敗し格上と目している相手との準決勝。初回、ミスから4点を失ったが直後、先頭の木村が右二塁打を放ち、流れを引き戻す。

 劣勢は続いたが、三回2死から木村が救援。「打たれても大丈夫だから、というチームメイトの呼び掛けが心強かった」。渾身(こんしん)の速球で、六回まで自責、被安打ともに0に抑えた。

 捕手としてチームを盛り立てた主将の黒木は「力は出し切れたと思う。外野の守備位置をもっと深くするなど、次に生かしたい」とリベンジを誓った。


◆延小城山−目標達成のベスト4

 一丸で勝ち上がった延小城山は準決勝で敗退。主将の佐藤主将は、「前回の反省を生かせなかったが、目標のベスト4に入れた」と気持ちを切り替えた。

 先発した大下は「調子は良くストライクは入ったが、連続で同じコース(外角)を攻めた時にボールの軌道を読まれた」と反省。ただ、降板後も気持ちを切らさず、守備は2安打の打席で奮闘した。佐藤は「課題はたくさんあるが、一番は守備で失策後の気持ちの切り替え。次は決勝に進めるようにしたい」

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