本紙掲載日:2023-09-13
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天下一!中学駅伝−来年2月、延岡市中心部

10年の節目に変革−3年生の参加可能に

 10回目の節目を迎える「天下一!のべおか中学駅伝競走大会」は来年2月25日、延岡市中心部・延岡城址(し)周回コースで開催される。延岡市陸上競技協会の福村正勝名誉会長、河野多美子会長らが12日、夕刊デイリー新聞社を訪れ、概要を説明。甲斐慎一朗理事長は「公道を走る大会。地域の皆さん、警察など関係機関の協力を頂き、町おこし、にぎわいづくりにつながれば」と話した。

 主催する実行委員会(会長・河野市陸協会長)は、市陸協、延岡市、夕刊デイリー新聞社で組織する。伸び盛りの中学生を対象に駅伝レースを通して、協力や耐力・体力づくりへの関心を高めることで、競技力の向上を図る。生徒同士の交流を深めながら競技の普及発展につなげることを目的としている。

 県内で最初に始まった中学駅伝で、前回56回目を迎えた県北中学校新人駅伝の歴史を継承。トラックの「ゴールデンゲームズinのべおか」、延岡西日本マラソンと並ぶ、アスリートタウンのべおかの三本柱になる大会へと、2015年2月に始まった。

 県北新人駅伝のころから、県内、大分など県北外の参加も多い大会。天下一となってからは、九州規模の大会を目指しており、前回は福岡、大分、熊本、鹿児島の4県を含む28チーム400人が参加した。

 地元実業団の男子旭化成、女子宮崎銀行の選手たちがペースメーカーを務めるのも特徴で、出場選手から好評を得ている。

 コロナ禍による3回の中止も含め、次回が10回目。これまでは中学1、2年生が参加する新人大会としていた。少子化の影響もあり、1チーム5人の編成ができない学校も増えたことから、参加資格を3年生も含めた「中学生」に変更する。そのため、新人大会ではなくなることから、「県北中学生新人大会」を名称から外す。

 県北地区の競技レベル向上を目的に、男女の県北地区トップに贈る「夕刊デイリー新聞社賞」は継続する。

 福村名誉会長は「大きな変革だが、一生懸命頑張っている子どもたちのために、10回の記念大会を盛り上げたい」。河野会長は「3年生が出場できることは大きい。九州の中学生が2月はこの大会に、延岡に行きたいと目標にしてもらえるようになれば」と話していた。

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