本紙掲載日:2023-09-13
(7面)

演芸大会盛り上がる

4年ぶりさんさんクラブ南方

 延岡市のさんさんクラブ南方(佐藤晋一会長)は12日、同市のカルチャープラザのべおか多目的ホールで4年ぶりに演芸大会を開いた。南方地区のさんさんクラブ18団体から46人が出演し、歌や舞踊、ダンスなどの28演目で会場を盛り上げた。

 演芸大会は、日ごろの練習の成果を披露する場として毎年開催してきたが、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で中止していた。

 会場には、この日を心待ちにしていた約150人が来場した。出演者の細かな情報まで把握し、テンポ良く紹介する甲斐孝さん(高野町)の司会で進行。出演者がステージに上がるたび、観客席からは拍手やねぎらいの声が飛んだ。

 このうち、さんさんクラブ野田楽生会は、最年長92歳までの女性会員10人が童謡「赤とんぼ」に合わせて、かわいらしい踊りを披露。すっかり幼少期に戻った気持ちで舞う姿に、「いいぞー」「良かったよー」と元気のいい声が上がった。

 95歳の松田巳保子さん(野地町)は、詩吟で「母〜非行少年の歌」を披露。背筋を伸ばし、会場に伸びやかな声を響かせ、司会が年齢を伝えると、「わっ」と驚きの声が上がった。

 大会は昼食休憩を挟んで午後も行われ、ハーモニカや竹笛の演奏、社交ダンス、語りなどユニークな演目もあり、出演者、観客とも久々の発表会を満喫。観客が出演者に駆け寄って花束や首飾りを渡す姿も見られた。

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