笑顔あふれた文化祭

聖心ウルスラ学園高と聡明中・高等部

　聖心ウルスラ学園高校（安藤真二校長）と併設の聡明中学校・高等部の合同文化祭「ウルスラ祭」は８、９日、延岡市緑ケ丘の同校であった。４年ぶりの通常開催。「新時代～過去の○○を超えていけ！～」をテーマに、クラスごとに企画した焼きそばなどの屋台やダンスステージ、おばけ屋敷企画などで大いに盛り上がった。

　８日は生徒や学校関係者を対象に実施。９日に一般へ公開した。展示・企画コーナーには、射的やくじ引きなどのミニゲームコーナー、大人気のフォトスポット、オリジナルストーリーによる体験型ホラー謎解きなどが並んだ。どの年代でも、何人でも楽しめるような企画をそろえるなど、一般への公開を意識してさまざまな工夫を凝らした。

　教室や中庭の出店コーナーには常に長蛇の列ができた。気温の高さを想定した冷やしパインやかき氷、祭りの定番ともいえる焼きそばやたこ焼きなどを食券と引き換えに販売。茶道部による茶席、後援会の保護者らによるおにぎりなどの販売もあり、来場者は思い思いに食事を楽しんでいた。

　体育館では、ダンスやピアノ演奏のステージが展開されたほか、ｅスポーツ同好会主催のパズルゲーム決勝トーナメントが行われた。出場者は一般から募り、予選を勝ち抜いた４人が対決。同好会部員が実況と解説を務め、観客は配布されたスティックバルーンをたたいて応援した。白熱した試合が続き、会場にはバルーンをたたく音が響いていた。

　２日間にわたる〃祭り〃は、生徒のみが参加するグランドフィナーレで幕を閉じ、最後まで笑顔が絶えることはなかった。