本紙掲載日:2023-09-13
(7面)

親子で植物学ぶ−自然体験ワークショップ

延岡市北方町上鹿川

◆カメラ散歩−足元にはこんな花も

 親子で植物観察を楽しむ自然体験ワークショップが9日、延岡市北方町上鹿川の鹿川渓谷であった。市内の8組16人が参加し、樹木の名前や特徴を学んだ。

 延岡こども未来創造機構とNPO法人ひむか感動体験ワールド(ノベスタ)が主催し、九州保健福祉大や宮崎大などの学生10人がボランティアで協力した。

 祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)に含まれる上鹿川は、常緑樹と落葉樹が混在し、背後の鬼の目山に天然スギが自生するなど豊かな植生で知られている。

 この日は、県環境保全アドバイザーの成迫平五郎さん(80)とノベスタ理事の戸眄誼砲気鵝複僑后砲遊歩道沿いで見られるイロハモミジ、アカマツ、ミズキ、コナラなどの樹木の特徴を紹介した後、参加者が名札を取り付けた。

 成迫さんは「名前を覚えることが植物や樹木に親しむ一番の機会になる」とアドバイス。エンコウカエデという木は「葉の形が猿の手に似ていることが由来」などと分かりやすく説明した。

 参加者は樹皮や葉の形などを興味深く観察したり、足元に咲く小さな花を見つけたりしながらワークショップを楽しんだ。昆虫など自然が好きという南方小5年の古沢糸さんは「いろいろな植物やきれいな花が見られて楽しかった」と話していた。

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