本紙掲載日:2023-09-14
(3面)

県防災救急ヘリ「あおぞら」合同訓練−日向市消防本部

防災救急ヘリに要救助者を引き上げる訓練(12日、日向市の御鉾ケ浦海岸辺り)

 日向市消防本部と県防災救急ヘリ「あおぞら」の合同訓練が12日、日向市日知屋の御鉾ケ浦周辺海域であり、防災ヘリを使った投入・引き上げ訓練を行った。

 市消防本部は毎年2回、防災ヘリとの合同訓練を実施している。今回は消防本部から24人、同航空隊から7人が参加した。

 訓練は、御鉾ケ浦海岸付近で磯遊びしていた10歳の男の子が沖に流され、助けに行った40代の父親が溺れて海中に沈んでいるとの想定で実施した。

 沖の方に流された息子は、黒田の家臣の磯場付近で救急隊が発見し、海上で確保した。その後、上空に到着したあおぞらから救難士が投下され、要救助者にハーネスを装着して引き上げた。

 一方、御鉾ケ浦海岸周辺の海中では潜水隊のメンバーが捜索。父親の発見までしたところで、天候不良のため訓練中止となった。

 吉田耕治消防1課長は「海や山の事故が発生した場合、地上隊だけで救助するのは困難。今後も航空隊と連携し、安全確実に救助できるよう訓練に努めたい」。

 また、6月には釣り人が磯場から転落し、救助隊が出動した事案に触れ、「ライフジャケットを着用し、安全に留意しながらマリンレジャーを楽しんでほしい」と呼び掛けた。

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