本紙掲載日:2023-09-14
(2面)

西臼杵衛生公社に功労者表彰−日本道路協会

日本道路協会の道路功労者表彰を受けた西臼杵衛生公社の佐藤専務(中央左)と県道路愛護運動推進協議会長表彰を受けた秋元公民館の飯干館長(同右)

20年以上道路の清掃など継続−高千穂

 長年にわたり道路愛護などに貢献したとして、高千穂町三田井の西臼杵衛生公社(佐藤利光社長)がこのほど、公益社団法人日本道路協会(徳山日出男会長)の2023年度道路功労者表彰を受けた。伝達式は12日、県西臼杵支庁であり、河野龍彦支庁長が表彰状を手渡して労をねぎらった。

 表彰は、環境整備や美化活動を通じて道路事業の発展に寄与する個人、団体に贈られる。1951年度に始まり、国土交通省が定める「道の日(8月10日)」に合わせて毎年行っている。今年度は全国55個人、92団体が選ばれた。

 同社は県内唯一の受賞。県道237号北方高千穂線で20年以上続けている草刈りや枯れ葉の清掃、台風通過後の垂れ木の撤去などの取り組みが評価された。

 河野支庁長は「一人一人が『自分たちの道路だ』という意識を持ち、自発的に活動していただいていることに頭が下がる思い。引き続き、力をお貸しいただけるとありがたい」と感謝。

 同社の佐藤昭臣専務(34)は「長年の取り組みを評価いただけてうれしい。地域の皆さんが安全に通行できる道路を維持できるよう、これまで通り取り組みを継続したい」と話した。

◆秋元公民館に会長表彰−県道路愛護運動推進協議会

 この日はまた、県道路愛護運動推進協議会長表彰の伝達もあり、高千穂町向山の秋元公民館(飯干金光館長)が表彰状を受けた。

 県道諸塚高千穂線や県道向山日之影線の草刈りを約40年続けていることに加え、昨年の台風14号で崩れた道路へ応急処置を施し、交通網の維持に貢献したことなどが評価された。

 河野支庁長から表彰状を受け取った飯干館長(71)は「自分たちのための取り組みでもあるので少し恐縮だが、素直にうれしい。今後とも、私たちの生活を支えてくれている道路を大切に守っていきたい」と喜んだ。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/