高松宮賜杯１部−向心クラブ全国大会へ

「優勝見据え、一戦必勝で」

　高松宮賜杯第６７回全日本軟式野球大会（１部＝Ｂクラス）は３０日から１０月２日まで、岩手県・いわて盛岡ボールパークなどで開催される。宮崎代表の向心クラブ（延岡支部）が、九州地区大会の代表決定戦を制し出場。１回戦でまんぼうクラブ（北海道北）と対戦する。

　全日本軟式野球連盟主催の「天皇賜杯」に次ぐ権威のある大会。各都道府県支部の予選大会を優勝し、ブロック大会の代表となった全国３２チームが出場する。

　向心クラブは延岡支部、県大会を勝ち抜き九州地区大会へ。７月に福岡県大牟田市延命球場であった九州大会は、開催県などで福岡・沖縄が代表に決定。残る６県のうち、３試合の決定戦で３の代表枠を争った。

　ＮＳ（熊本）との決定戦（９回制）は４―３で制し、岩手行きを決めた。

　向心クラブの主将・野田智弘さんは「県大会は全員野球で勝ち、九州大会は追い上げられたが、１点を守り切る野球ができ、チームの成長を感じた。全国は初めて戦うチームばかりだが、緊張より、自分たちの力を試せるという楽しみが強い。見据えるのは優勝だが、一戦必勝でいい結果につながれば」と話している。