本紙掲載日:2023-09-18
(7面)

「ホークスジュニア」に日野慎大

延岡東小6年・東ファイターズ

◆応募2千人超から16人−年末「NPBトーナメント」に挑む

 小学生がプロ野球選手と同じユニホームを背負って戦う「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMICUP2023」は12月26〜28日、東京・神宮球場などで開かれる。延岡市・東小6年の日野慎大(ひの・しんた)さん(12、東ファイターズ)が、「福岡ソフトバンクホークスジュニアチーム」(16人)に選ばれた。今年は九州・山口の小学生2000人超の応募があり、延岡市からは初めて、県北地区では3年ぶりの選出。日野さんは「すごくうれしい。肩には自信があるので、捕球を極めて守備で活躍し、ホームランやヒットも量産したい」と意欲的だ。

 日野さんは、いずれも強豪の聖心ウルスラ学園高で活躍した兄の幹大さん(26)、夢大さん(18)の影響で、小学2年生から野球を始めた。

 4年生の時には6年生もいるAクラスの三塁手となり、今は遊撃手兼投手。今年は主将として、6月の「県学童軟式野球大会」優勝の原動力となった。

 163センチ50キロの右投げ右打ち。バネと強さを感じさせる抜群の運動能力があり、1番遊撃手としてランニング本塁打を連発し、速球派投手としても知られている。

 ジュニアトーナメントは、NPB(日本野球機構)とプロ野球12球団が主催。2005年に第1回が開かれ、今年が19回目となる。12球団それぞれが推薦、編成した小学5、6年生がトーナメントで争う大会で、これまで多くのプロ野球選手を輩出してきた。

 ホークスジュニアは元選手の帆足和幸さんが監督、新垣渚さんがコーチを務めるなど豪華指導陣。今回は、九州・沖縄と山口の小学生2445人が受験し、1〜3次選考会を経て、16人に決まった。県内からは日野さんが唯一の選出となった。

 最終選考会と発表が8月26日。今月2日には結団式があり、10日にはホークス公式戦でイベント出演。今後も毎週末、福岡県を中心に練習や遠征をこなしていくという。

 練習や公式戦でのイベントを経験し、「みんなレベルが高く、もっと練習しないと、と思った。(福岡ペイペイドームは)入った瞬間、足がブルブルしたけど、楽しかった」。本番までの日々も楽しみにしている。

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