本紙掲載日:2023-09-19
(1面)

JA高千穂おもと部会が制限運転を宣誓

制限運転を宣誓したJA高千穂地区女性部おもと部会の皆さん

交通事故抑止へ

 JA高千穂地区女性部おもと部会(田口みさ子部長)は13日、高千穂町三田井のゆめゆめプラザTACでふれあい交流会を開き、「制限運転」の自主宣誓を行った。

 制限運転は、自身の体調などを把握し、あらかじめ運転しない時間帯や場所を決めておくことで交通事故を防止する取り組み。2017年に国の有識者会議で提唱され始め、主に高齢ドライバーの間で広まっている。

 この日は部員約60人が出席し、高千穂警察署員の講演を聞いた後、運転免許証を保有している40人が宣誓証書に署名。「高速道路での運転を控える」「おおむね1時間以上の連続した運転を控える」といった11項目から継続可能なものにチェックマークを入れた。

 その後、田口部長(72)が登壇し、高千穂署の金川裕輔副署長に「交通事故や交通違反を起こさないよう、次のこと(チェックした項目)を守り、これまで以上に慎重な運転を心掛けることを宣言します」と述べた。

 金川副署長によると、制限運転は県内13警察署や各自治体の交通安全担当、運転免許センターなどで受け付けており、19年5月〜23年7月の宣誓者数は県内1万3244人(うち西臼杵管内は180人)に上るという。

 田口部長は「日用品の調達や災害時の移動手段としてなど、中山間地域の生活に車は欠かせない。無理のない運転を心掛けることで少しでも長く、安全に車を活用し続けられれば」と話した。

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