本紙掲載日:2023-09-19
(8面)

十数年ぶり・福瀬区民の集い

十数年ぶりに区民が一堂に会した「福瀬区民の集い」(17日、日向市東郷町の福瀬区公民館)
新名敏文さん(左)と平野真澄さんによる決意表明

交流復活、地域に活力−日向市東郷町

 少子高齢化やコロナ禍でなくなっていた区民の交流を復活させ、地域の活力を取り戻そうと日向市東郷町の福瀬区(岩田政詞区長、約200世帯)は17日、同区公民館で郷土芸能などを楽しむ「福瀬区民の集い」を開いた。区民約200人が参加し、十数年ぶりに一堂に会した。

 あいさつに立った岩田区長(68)は「少子高齢化の加速に加え、コロナ禍や昨年の台風14号による被害により地域の環境は大きく変動し、福瀬区の自慢とも言える人と人との絆が希薄化してしまったように感じる」とし「区内12班の集落環境の持続化に向け、気持ちを新たに頑張ろう」と呼び掛けた。

 続いて区民を代表し、顧問の新名敏文さん(73)と女性部長の平野真澄さん(62)が「『頑張ろう』を合言葉に、区民の団結と活力をよみがえらせたい」と決意表明を行った。

 アトラクションは地元福瀬神社の氏子による神楽「鬼神の舞」で幕開き。力強い舞で魅了した眛将徳さん(20)は「地域の大切な伝統文化なので、これからもしっかり守っていきたい」と話した。

 岡田幸子さん(65)ら4人は踊り「旅姿三人男」を粋に披露。拍手喝采後、アンコールの声に応えてもう一度、踊った。「これをきっかけに班の垣根を越え、こういう場が増えてくるとうれしい」と話した。

 また、村上三絃道(宮崎市)による津軽三味線や民謡の演奏もあり、盛り上がった。

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